新潟産業人クラブは1月17日、柳都振興(新潟市中央区)の古町芸妓を招いて新年会を開催した。新春にちなんだ曲と踊りを鑑賞した。新潟市中央区の「ホテル日航新潟」に集まった会員ら37人は2023年の抱負などを語りあった。また新入会員1名、入会希望者1名の紹介もあった。
公安調査庁新潟事務所職員の話をいつもより長めの2時間にわたって聞いたこの日。経営者でもある会員らは産業スパイのリアルな事例の数々を目の当たりにして、少々ぐったりしていた。
だがそこは新年会。会場に「ベベン」と三味線が鳴り響いたと思うと、一気に華やかな雰囲気に。金びょうぶの前で優雅かつあでやかに舞う古町芸妓が、お疲れ気味の会員らを魅了した。久々の参加となった山勝電子工業(川崎市高津区)の金研武正社長は「当社は私が創業して50周年になるが、これも新潟産業人のおかげ。みなさんも一層の飛躍を」と元気に発声した。
歓談中、さまざまな会員が登壇。事前の役員会で正式に入会が決まった多田羅晋由ツバメックス(新潟市西蒲区)社長は「ついに『つながる ひろがる』を掲げるこの会の輪に加われた。こちらからも情報発信していきたい」とあいさつ。会場は歓迎の拍手に包まれた。
朱鷺メッセを運営する新潟万代島総合企画(新潟市中央区)の取締役でもある栗山研一副会長も登壇。どんな手段も使う産業スパイにかけて「ちょっと宣伝を」と、新年早々ひと笑いとった。「『星たべよ』と『すみっコぐらし』と『ばかうけ展望室』のコラボカフェ、JALのキャビンアテンダントが手がけたワインのイベントなどを続々開催する」と、会員らに参加を呼びかけた。
そして中締めは新工場を建てたばかりというJPC(長岡市)の吉原誠社長。「ひとえに皆さんとの出会いが私を大きくした。今年は全ての会に出席する」と宣言。「もっとみんなが成長できますように」と、直々に三本締めの音頭をとった。